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春紅麗の誕生ストーリー

Story 小高の復興の
旗印になるものを探し求め、
出会ったのが
幻の梅「露茜」でした。

2016年7月、小高の町に戻ってきた時、
そこは草がぼうぼうで荒れ果てた状態でした。

「これは、何とかせねばならない!」

この土地をもう一度よみがえらせようと思い
まず麦の栽培からスタートさせます。

しかし、それだけではだめだ
何か復興の旗印になるようなものはないかと思っていたところ、
とある冊子の一端に掲載されていた、露茜と偶然出会います。

旧小高町の町花が紅梅であったこともあり、
「小高の復興の旗印に、この露茜を使ってなんとか出来ないか」
と考え、露茜づくりに挑戦することを決意しました。

まだ、一般的な農家では栽培と処理が難しく、
市場流通していなかった幻の梅と呼ばれる露茜づくり。

苗木もない、栽培方法も分からないところから
試行錯誤を繰り返す日々。

その努力が実を結び、2023年には16,000本もの梅の木を育てるまでになりました。
日本国内でも最大級の生産量を誇ります。

そうして出来上がった露茜をもとに
信頼できる酒造メーカーさんにお願いし、「春紅麗」が完成しました。

春に収穫した露茜から出来た梅酒は
とてもあざやかな紅色で綺麗だと感じた。

初めて目にしたあの時の感動をそのまま商品名に込め
「春紅麗」と名づけました。

希少品種「露茜」から出来た「春紅麗」を
ぜひ1人でも多くの人に手に取ってもらい
味わってもらいたい。

私達の挑戦はまだまだ続きます。